日本でも割と馴染みのあるゲーム「ポーカー」。しかし、「テキサスホールデム」という言葉はあまり聞かないと思います。
日本で馴染みのある「ポーカー」はポーカーの中でも『ドローポーカー』と言われるどちらかというとマイナーなもので、世界中のカジノなどでプレイされている最も有名なポーカーは『テキサスホールデム』になります。
今回はその魅力やルールを紹介したいと思います!
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ポーカー基本のハンド(役)
「テキサスホールデム」の説明に入る前にまずはポーカーの基本的なハンド(役)について説明していきます。
ハイカード(High Card)


特にハンドが完成していない場合、最も高い数字をハイカードといいます。強いカードから順番に比較して1番高い人が勝ちになります。
ワンペア(One Pair)

同じ数字が1組だけあるハンドです。
ツーペア(Two Pair)

同じ数字が2組あるハンドです。
スリー・オブ・ア・カインド(Three of a Kind)

同じ数字のカードが3枚あるハンドです。※日本固有の略称は「スリーカード」は海外で通じないので要注意。
ストレート (Straight)

5枚の数字が並んでいるハンドです。ダイヤなどのスーツ(マーク)は問いません。
フラッシュ(Flash)

5枚全てのカードが同じスーツ(マーク)で揃ってるハンドです。
フルハウス (Full House)

「ワンペア」と「スリーカード」が組み合わさったハンドです。
フォー・オブ・ア・カインド(Four of Kind)

同じ数字が4枚揃ったハンドです。
ストレートフラッシュ(Straight Frush)

スーツが揃ったストレートのハンドです。
ロイヤルフラッシュ(Royal Flush)

同じスーツによる「10・J・Q・K・A」のストレートのハンドです。
ハンドの補足
補足として、
- カードはAが1番強く、Aは同時にただの1としても使われます。
- KA234というようなストレートは成立しません。
- 同じ役の場合は数字の大きなカードがある役の勝ちです。
という細かいルールもあるので、やっていくうちに覚えていただけたらと思います。
ルールと用語
ゲームの流れ
- カードを伏せて参加者全員にカードが2枚づつ配られます。
- プレイヤーはその2枚のカードを見て、他のプレイヤーに勝てると思ったら、チップを賭けることができますし、勝てないと思ったら降りることもできます。 順番に全員の判断を決定していき、全員の賭け金が揃ったら、ディーラーの前に表向きにカードが3枚配られます。
- 各プレイヤーはその場に出された3枚と、自分の持っている2枚のカードを合わせ、前回と同じように賭けるか降りるか判断します。
- 全員の賭け金が揃ったら、ディーラーが表向きにカードを1枚配ります。場に配られている4枚のカードと、自分の持っている2枚のカードを使って、前回までと同じように賭け、もしくは降ります。
- 全員の賭け金が揃ったら、ディーラーが表向きにカードを1枚配ります。この場に配られた5枚のカードと自分が持っている2枚のカードで、賭けを行います。前回と同じように賭け、もしくは降ります。
- 最終的に残っているプレイヤー同士で場の5枚、手持ちの2枚のカードの合計7枚のうち、5枚でポーカーの役を作り、誰が強いかで勝敗を決めます。勝ったプレイヤーが、今までの賭けで貯まったチップを獲得します。途中で自分以外のプレイヤーが全て降りてしまった場合も残ったプレイヤーが勝ちとなります。
上記の流れで進行していきます。そんなに難しくないことが分かっていただけたと思います。
主な用語
- フォールド又はダウン:ゲームから降りる事で、カードをディーラーに返します。
- コール:自分の前までの金額と同じ額を出し、勝負を続行する。
- レイズ:自分の前までの金額に、さらに上乗せする事。
レイズには少し条件があります。それは、前のベットの2倍以上。前が$2なら、$4以上でなければいけません。そして、1度レイズされた後に、さらにレイズする場合は、追加された分とレイズ額を足した額以上にする必要があります。例えば、元ベット$2をレイズし、$5になった場合。さらにレイズする場合は、追加された$2と合計の$5を足した、$7以上にしないといけないということです。
このゲームの魅力
配られる手札「2枚」で勝負!
テキサスホールデムでは手札としてプレイヤーに配られるカード (ホールカード) は2枚のみとなります。
最初はこの2枚のみで勝負に乗るかどうかを判断し、3回にわけて場に出される5枚のコミュニティカードと合わせた7枚のうちから最強のハンドで勝負に挑みます。5枚の共通のカードがある事で、他のプレイヤーの持っている手札や、できる役を読み合うという要素が生まれます。
SBとBBという強制ベット!
テキサスホールデムにはディーラー(またはボタン)と呼ばれる手番の目印が左回りで回っていき、その左隣のプレイヤーをSB(スモールブラインド)、さらにその左隣をBB(ビッグブラインド)といい、それらの手番のプレイヤーは勝負に乗るか降りるかに関係なく強制的にベットすることになります。
この強制ベットは順番に回ってくるため、勝負に出ないままでいると、どんどん手持ちのチップが減っていきます。
ベッティングラウンドで勝負に乗るか、降りるかを宣言する!
テキサスホールデムでは
- プリフロップという手札2枚のみの時
- フロップという3枚のコミュニティカードが出た時
- ターンという4枚目のコミュニティカードが出た時
- リバーという最後のコミュニティカードが出た時
上記の4回のベッティングラウンドがあり、自分の手番の時に、勝負に乗るのか降りるかの宣言をしなくてはなりません。勝負に乗る場合は、その時点での賭け金と同等かそれ以上の額をベットします。
勝負から降りる場合はフォールドし、2枚のカードをディーラーに返し、それ時点でそのゲームに参加できません。
つまり、ポットと呼ばれるチップの山が膨らんでいく一方でプレイヤーはどんどん脱落していきます。
手番の時の位置がとても重要!
テキサスホールデムはスタートプレイヤーが順番に回っていくのですが、基本的に後半の手番のほうが有利です。
これは勝負に参加する人数が多ければ多いほど勝負に勝てる確率が低くなるため、何人が勝負に乗るのか、その時の場の状況や他のプレイヤーの表情、タイミングなどを見極めた上で勝負に乗るのか降りるのかを判断できるためです。
これによって心理戦と駆け引きの要素がグーンと高まるわけです。
運よりも確率と戦略、そして勝負勘!
テキサスホールデムでは最初の2枚の組み合わせや、それによって最終的にできるハンドの確率をある程度推測することができます。
それを理解したうえで自分の作り得る最強のハンドと、他のプレイヤーのハンド。そして性格やそれまでハンドの傾向などをふまえて勝負に出るため、運よりもスキルや経験、度胸の差が如実に現れるゲームなんです。
つまり、テキサスホールデムポーカーは「究極の心理ゲーム」と言えるでしょう。
賞金額は億越え

世界中のポーカー人口は多く、世界各地で様々な大会が開かれているのですが、その中でも毎年開かれているWorld Series of Poker (WSOP)と呼ばれる世界大会は特に有名です。
2016年に行われたWSOPの69のイベントのうち、メインイベント(参加費100万円)の優勝賞金はなんと$8,005,310(米ドル)もの金額になりました。日本円で換算すると約9億円にもなります。
つまり、ポーカーは世界中のカジノで行なわれているだけでなく、高額な賞金が出る大会も多いためポーカーだけで生活しているプロプレイヤーも多く存在します。アメリカでは子供の憧れの職業としても出てくるそうです。
日本人では東大卒のポーカープレイヤーで、2012年に日本人選手としては初めて世界選手権で優勝を果たした木原直哉さんなどが有名です。
まとめ
今回は簡潔に紹介させていただきましたが、少しでも魅力が伝わったんではないでしょうか。世界のポーカー人口の多さやその理由も納得できたはずです。
今後、日本でもカジノがオープンすれば人々の娯楽になり、社交場にもなるのではと筆者は考えています。そして、今ではスマホやPCでも本格的なカジノの雰囲気を味わいながらプレイすることが可能な時代です。
ぜひ、これを機会に『テキサスホールデムポーカー』を遊んでみてはいかがでしょうか。
また「役が揃う確率」を解説している記事もありますので遊び慣れてきた方はコチラも覚えておくとより、楽しめること間違えなしです。

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